2012年3月17日土曜日

モノゴトの理由を考えてみよう【書評】「WHY型思考」が仕事を変える


  

前回の書評でも世界がフラット化する中で、他人と差別化するためには、創造力や創意工夫など考えることが重要だということを述べてきました。

今日は考えることのテーマとした思考系の本の紹介です。※ちなみに上司に勧められて、ちょいと読んでみました。

「WHY型思考」が仕事を変える (PHPビジネス新書)
「WHY型思考」が仕事を変える (PHPビジネス新書)細谷 功

PHP研究所 2010-08-19
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本の概要は、言われたことをそのまま実行するWHAT型、なぜ?と問いかけながら、モノゴトの理由や背景を考えるWHY型とを対比しながら、考えること、頭をつかうことの重要性を説いています。

■思考を開始するための魔法のキーワード『WHY』

魔法のキーワードっていうと、ちょいと大げさかもしれませんが、『WHY』、つまり、なぜ??って問いかけることで、その理由や本質を考えるための思考のスイッチを押すことになります。著者も
「なぜ」は物事の本質に迫っていく質問であり、WHY型の人はこうした質問が得意で「考える」という行為の大半はここからスタートします。
とあります。

結局、重要なことは、WHYと問い、REASON、理由を考えることです。目の前に起こっている事象ばかりだけではなく、、その裏にある、背景や理由も考えることです。

例えば、他社で売れている製品があれば、自社の新製品はその模倣をすればいい??そうではなく、その売れている理由を考えて、新製品の開発に利用するということがWHY型思考でもあります。

まぁ、仕事の場では、よく言われる話ですね。

■教育もWHY型がいい?

教育については、ゆとり教育の円周率の話を持ち出して
結論から言えば、「3だろうが、3.14だろうが、どちらでも大差はない」になるのではないかと思います。むしろ、「なぜそうなるのかを」をどうやって証明するかを、その場で考え出せることが一番重要であって、3とか3.14とかを暗記することにはほとんど意味がないと考えるのがWHY型思考です。
と、考えることが大事だとあります

確かに、考えることが重要ですが、まずは、基本をしっかり身に付けることも重要なので、詰め込みの教育も必要だと感じます。基本を身に付けるための詰め込みの教育、考える力を養うためのWHY型の教育、両者バランスのとれた教育が必要なのではないかと考えます。

自分が学生だったころは、この詰め込み型の学習でしたが、特に苦手で嫌いだったのが歴史です。ただ暗記して覚えるという感覚しかありませんでした。もっと、歴史のストーリー、背景などを考えながら勉強すればもっと好きになれたのかもしれません。

■他人にはなぜ?を多用しないほうがよい場合もある

なぜ?と問いかけ、考えることは大切ですが、あまり、、他人には多用しないほうが身のためだとあるということも認識しておかなければなりません。著書の中でも
WHY型の質問には「使用上の注意」があります。日常生活の中であまりにも露骨に、他人の言ったことに対して理由を問うという行為は一般的に煙たがれます。したがって「なぜ?」という質問はまずは「心の中で」問いかけてみるというのがポイントです。
とあります。他人にたいして、なぜ?を多用すると、説明する側も、大変。労力を使います。「相手の時間」というのもあるために、、まずは、心の中でなぜと問い、自分で考えるのがお勧めです。

また、個人的には、「調べればわかる」ようなことは他人に聞かないようにもしています。

いったん、心の中でなぜ?を問いかけて、さらに調べても分からない場合、なぜ?と他人に聞くのがステップとしてはいいのかなと感じます。

さいごに

著者はフェルミ推定、地頭力などで有名な方です。こちらの本も合わせて読むと、「考える力」を養うためのポイントが理解できます。是非、こちらも合わせて読むことをお勧めします~。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」細谷 功

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