2012年1月2日月曜日

【書評】中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか


  
あけましておめでとうございます。

さて、2012年、初のアップってことですが、年末に読んだ本を紹介したいと思います。

中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書)
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書)加藤 嘉一

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011-03-20
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仕事、プライベートでほとんど、いや、全く、中国人と話す機会ってありません。

でも、中国の市場の大きさ、今後の経済発展のことも考えると、中国っていう国のこと、そして中国人のことも少しでも知っておきたいな~と思い、今回、この本を読んでみました。

ちなみに著者の加藤嘉一さんのサイトはこちらです。


加藤嘉一オフィシャルサイト



著者は北京大学に単身で留学し、中国でのリアルな生活から、中国人の考えや中国社会を日本と比較しながら、この本にて紹介しています。

1.構成

まず、本の構成ですが、
  1. ぼくが見た中国人
  2. ぼくが見た中国社会
の2部構成になっています。第1部の中国人については、なぜ中国人は感情をあらわにしたり、なぜ中国人は信号を守らないのかなど、日本人の考え方と対比しながら書かれていてます。2部の中国社会については、中国の安定と自由、ネット社会、そして、毒入りギョーザ事件のことにも触れています。

今回は本書に書かれている、中国人の考え方や、ネット環境のことを少し紹介しようと思います。

2.中国人と日本人の考え方のちがい

まず、個人的な中国のイメージですが、すぐに浮かぶのは、世界一の人口、尖閣諸島の事件、コピー大国、レアメタルの輸出制限など、正直言って、あまりいいイメージがありません。まぁ、この辺のイメージはマスコミの影響なんですが。私がこんなイメージを持っている中国人と日本人の考え方の違いを本書では、
中国人は世の中を弱肉強食だと見なす。公共の空間での行為については全く遠慮しない。プライベートは個人に専属した空間と見る。公共の場とは違って、個人の意思によってどのように使うかを決めることができる場所だからだ。だから、部屋を綺麗に掃除し、きちんと片付けてマイライフを満喫しようとする。 
一方、日本人は、公共の場をみんなで共有すべき空間だととらえ、世の中から排除されないよう、礼儀正しく、妥協し、譲り合わなければならないと考える。そして、プライベートな空間を個人の城だと認識している。そこは、公共秩序とは相容れないストレスから、完全に開放された空間なのだ。リラックスして何も気にしないのはそこでは、上司の監視も、細かくてわずらわしいルールもないからだ。
と、紹介しています。
なんか、思い当たる節が。。

中国人については正直、絡んだことが無いので、上に書いているイメージしかなかったのですが、こういうガツガツ感もあるのかと印象なんですが、日本人についての考え方は図星です。私も会社では、机の上、作業場なんかは整理整頓は気をつけるのですが、プライベートな自宅では正直、リラックスしすぎて散らかし気味です。※みなさんはどうでしょうか。上の考え方に当てはまるのでは?

また、中国人のこういうガツガツ感を見習うとこも必要かと思います。著者はさらに、中国人のことについて
自分の利益になることなら、あの手、この手を使って達成させようとする。基本的には個人主義なのだ。 
中国人は、政治体制とかインフレとか、いろいろな問題を抱えながらも目をギラギラさせながら、前に向かって突っ走っている。日本人も負けていられないはずだ。
とも書いています。日本人って和、そして、チームワークなど周りとの調和を気にして行動するところもあり、そこが日本人のいいところでもあるのですが、逆に行動に移せないっていう短所でもあると思います。こういう中国人のガツガツしたやる気、行動力は見習うとこもあると思います。

3.中国のブログ事情

2部の『ぼくが見た中国社会』のなかでネット社会のことについても触れています。中国では2015年にはネット普及率が約50%となり、ネットの普及が成長しています。また、基本的な情報発信は中国版ツイッターや、ブログが多いようです。

日本の場合、ブログの内容は今年最もブクマされたエントリーは? 2011年「はてなブックマーク 年間ランキング」でもわかるように、昨年はライフハック系、英語学習、また、震災関連のエントリーが人気が多かったようです。中国の場合、ブログの内容は社会問題が多いようで、ここにも大きな違いがあります。

自分のブログの場合、読書や趣味の内容が多く、社会問題についての記事は皆無です。私のように、日本人の一般のブロガーの場合、あまり社会問題のことについて書く人は少ないのではないでしょうか。

日本と中国ではブログの意味合いが異なり、国によって個人の情報発信する内容が異なるのがわかります。

4.さいごに
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書)の中から、中国人の考え方やブログ事情を紹介しました。当たり前のことですが、国が違えば、文化も違い、人の考え方も違います。海外に行けない場合、こういう本を見て他国のことを勉強するのも大事だなと実感しました。

そして、近々、海外に行ってきます。もちろん旅行ですが(笑)

2012年もReading Engineeringをよろしくお願いします。


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